河野外相と強い信頼関係があるのも重要である。

安全保障政策において、河野外相とコンビを組むことになる小野寺五典防衛相は国民から好感を持って受け入れられる手堅い人事だろう。第二次安倍政権発足時から1年10ヵ月にわたり防衛相を経験している。稲田防衛相が崩壊させた政治と防衛省自衛隊の関係性の再構築ができる安定感があるのは言うまでもない。
http://www.travelog.jp/user/profile/mp_profile.php3?userid=qweertrta https://sns.beamie.jp/?m=pc&a=page_f_home&target_c_member_id=90626そして、それ以上に大事なのは、安倍政権による外交・安全保障政策の「転換」による、中国や韓国との摩擦のみならず、バラク・オバマ米政権との微妙な関係(2014.1.16付)を経験していることであろう。単に安全保障の「知識」が豊富なだけではなく、国際政治の「修羅場」に対応できる防衛相と期待していいだろう。

 また、小野寺防衛相は、2009年の自民党総裁選に出馬した際に、所属派閥である宏池会谷垣禎一氏ではなく、河野氏を支持した。河野外相と強い信頼関係があるのも重要である。

http://www.sharedmemo.com/qweertrta/ http://ja.mangareborn.jp/users/14774 先日、稲田防衛相が辞任し、岸田文雄外相が防衛相を兼務した直後、北朝鮮ICBMと思われるミサイルを発射した。岸田外相・防衛相は外務省と防衛省の間を行ったり来たりし、明らかに対応に問題が生じていた。外相と防衛相の兼務など、たとえ「臨時代理」でも言語道断だったわけだ。だが、強い信頼感のある河野外相と小野寺防衛相のコンビ結成は、それだけで強い「抑止力」となるだろう。非常に実戦的・現実的な人事と高く評価できる。