一歩前に出たといえるのではないだろうか

野田氏はこの総裁選後、閣僚ポストに就けず、明らかに「冷遇」されていた。だが、安倍政権の支持率が急落し、「潮目」が変わると、野田氏の「修羅場の強さ」が圧倒的な存在感となって浮かび上がってきたということだ。まさに「お友達内閣」の批判を払拭する、安倍人事最大の「目玉」だといえるだろう。

 http://www.nyan-wan.com/users/view/334 http://www.rokyu.net/user_information1-59254.html安倍人事の最大の焦点は、岸田文雄前外相、石破茂元地方創生相という「ポスト安倍候補」が、来年9月の自民党総裁選をにらんで、どう安倍政権と関わるかということであるのは言うまでもない。しかし一方で、そう遠くない将来に実現するであろう「日本初の女性総理」を目指すレースは、誰が先頭に立つのかというのも、隠れた焦点である。

 http://www.otoku47.com/author/qweertrta/ http://www.inupic.com/content/users/231これまでは、安倍首相の任期延長を前提として、岸田・石破両氏を「中二階」として飛ばして、稲田前防衛相がリードし、それを「修羅場に強い」小池百合子東京都知事野田聖子総務相が追い、ダークホースが蓮舫民進党党首という構図だった(2016.8.9付・P5)。しかし、「修羅場」に対応できなかった稲田氏、蓮舫氏が脱落し、小池知事は少なくとも2020年の東京五輪までは国政に戻れずという状況下で、遂に野田総務相が「日本初の女性候補」のレースで、一歩前に出たといえるのではないだろうか。